【R6-2定_本】緑道工事など2議案に反対、路上飲酒制限など17議案に賛成 〜R6第2回定例会 賛否一覧
渋谷区議会令和6年第2回定例会では19件の議案等が審議されました。
立憲・国民渋谷議員団は17件に賛成、2件に反対しました。
区議会サイトの結果一覧はこちら。
●反対議案
・玉川上水旧水路緑道再整備工事(玉川上水旧水路笹塚緑道ほか)請負契約
→これまで再整備の議論が行われてきた緑道のうち、西の端、笹塚緑道と大山緑道の一部エリアの工事契約に関する議案です。1.利用者との合意形成が蔑ろにされている、2.物品を含めた総費用が高額で合理性がない、3.今後の緑道再整備の進め方が不透明、という理由から反対しました。
反対理由について本会議で討論しましたので、本会議討論記事をお読みください。
・ペルー共和国リマ市ミラフローレス区への議員派遣の件
→ミラフローレンス区との姉妹都市協定締結のために区長と区職員がペルーへ渡航するのですが、区長からの要請により議長を含む4名の区議会議員も同行派遣するという議案です。費用は予算ベースで739万円(区長や区職員の分を含む)。6月21日から6月28日まで6泊8日の行程です。
議案は4名の議員の派遣の是非を諮るもの。
当会派は、海外都市交流は否定しないものの、調印式のための出張に税金をかけて4名もの議員を派遣する必要性はないと考え、反対しました。なお当会派の小田幹事長も当初は議員派遣の候補者でしたが辞退をしました。
●賛成議案
・渋谷駅周辺地域の安全で安心な環境の確保に関する条例の一部を改正する条例
→いわゆるハロウィーン条例、路上飲み禁止条例です。
渋谷駅周辺での路上飲酒制限の時期は、これまでは(1)ハロウィーン期間(2)年末年始(3)その他区長が特に必要と認める時、に限られてきました。
今回の改正で時期の指定がなくなり年間一律の禁止となります。一方で「区規則で定める基準により」制限を解除できることになりました。お祭りやイベントの時に一時的に路上飲みを許容するためです。
この制限解除のルールはこれから検討、決定されていくものですが、あまりに柔軟に決められるようだと、ルールとして分かりにくくなったり、公平性が損なわれたりします。
このため当会派は、「個別の判断を繰り返すのではなく包括的なガイドラインを策定するよう」求めたうえで、賛成をしました。