増田ひろのり

ブログ: 地域での活動

7/31 水道道路沿道エリアまちづくり意見交換会

2024.8.12

7月31日の夜に、幡ヶ谷区民会館で行われた「水道道路沿道エリアまちづくり意見交換会」に出席しました。

これまでの水道道路沿道エリアまちづくりの経緯は以下の通りです。(各資料は渋谷区の水道道路沿道エリアまちづくりページに掲載されています)
・昨年の8月から10月に「水道道路沿道まちづくりワークショップ」を3回開催
・昨年12月までに「水道道路沿道エリアまちづくりビジョン(素案)」を作成
・昨年12月に「水道道路沿道エリアまちづくりビジョン(素案)」への意見交換会を実施
・今年2月に「水道道路沿道エリアまちづくりビジョン(原案)」を公表、パブリックコメントを実施
・今年3月に「水道道路沿道エリアまちづくりビジョン」を策定、公表
そして、今回の説明資料はこちらです。
水道道路沿道のまちづくりは今後20年かけて取り組まれる計画で、中でも沿道に並び建つ都営住宅の建て替え計画が大きなウェイトを占めます。これまで東京都を入れずに区と住民で水道道路沿道の話をしてきましたが、今回から東京都住宅政策本部が入ったことで、話がグッと具体性を帯びてきたと感じました。
質疑の時間には11名が挙手され20件の質疑応答が行われました(手元のメモ集計なので誤差あるかも)。

今回の説明で私が重要だと思ったポイントは以下3点です。
・(資料P40〜)本町→幡ヶ谷→笹塚の順に、地区計画が策定される計画が明らかに。水道道路周辺を「燃焼遮断帯」とするため、道路から30mの建物を不燃化率80%にしていく。また敷地面積や建築面積の最低限度が設けられていく可能性がある。
・(資料P26,32,34)数年後から、幡ヶ谷社会教育館を含む、旧都営幡ヶ谷原町アパート跡地が、新しく「ハタガヤBASE」として整備されていく。実際には公共施設の建て替え。汎用性の高い設計が求められるが、一方で今の社教館ではニッチな設備(茶室、調理室、音楽室など)が利用されており、どう代替していくか議論しなければならない。
・(資料P20)パブリックコメントの意見を踏まえ、まちづくりビジョンに「多様な人々が支え合う居場所」「暮らしと福祉の両立」など地域共生の視点が入った。良かった。

都営住宅の今後の建て替えイメージに関する質問や意見もありましたが、都の回答はいずれもこれから検討、という感じでした。
私としては、まずは時系列で直近の事業となる
・幡ヶ谷社会教育館の建て替え(今の利用者のニーズ(茶室、調理室、音楽室)を近所のどの施設で代替して行けるか)
・本町の地区計画策定
について、住民や利用者の意向を調査して区へ働きかけていきたいと思います。

また、P25の「みどり・環境」で水道道路の街路樹に関しての言及がありません(区のビジョンなので都道に言及しにくい)が、今後は東京都の道路管理当局と連携して街路樹の管理方針についても議論していければと考えます。
ご意見をぜひ増田へお届けください