8/10 しぶやの防災について考えるボランティア プログラム
8月10日。渋谷区社会福祉協議会の しぶやボランティアセンター が開催する「2024夏・体験ボランティアプログラム」の1コマである、「しぶやの防災について考えるボランティア プログラム」に参加しました。
内容は、
1.しぶやボランティアセンターについて
2.渋谷区の防災について(渋谷区防災課より)
3.地域の社会福祉協議会が行うこと
4.被災地現地リポート
5.被災地からライブリポート
6.防災体験ワーク
「4.被災地現地リポート」は、最近まで石川県七尾市へボランティアセンターの運営支援に行かれていた、しぶやボラセン職員による報告。また「5.被災地からライブリポート」は、能登半島地震発災の翌日から毎週現地へ行って支援をされている、一般社団法人四番隊の代表理事よんさんによるオンライン中継。
ともに、復興が未だ道半ばである現実を報告いただきました。現地へ行けば何かしらの役に立てそうだと思えたので、聴きながら私はこの夏の間に石川県へボランティアへ行こうと決めました。
(注:現地で被災地の力になりたい渋谷区民の方は、まずは、しぶやボランティアセンターへご相談ください)
私は2016年に岩手県宮古市で台風10号災害ボランティアの経験をしており、東日本大震災以降、東北地方の社会福祉協議会でボランティア受け入れのノウハウが蓄積され連携が図られていることを目の当たりにしてきました。
一方で被災経験のない渋谷区の社会福祉協議会やボランティアセンターには、ボランティアを受け入れて作業を割り振るノウハウがない(経験がないのは良いことなのですが)ことを心配しており、議会でも体制構築と実践的な訓練をするよう求めてきました。
今回のように、しぶやボラセンの職員が被災地の運営側に入って、ボランティア受け入れ業務を経験してきてくださることは将来の渋谷区のためにもなることであり、非常に心強く思っています。
「6.防災体験ワーク」は、参加者5人チームで、備蓄品の必要量を考えたり、防災地図を見て避難所などがどこにあるかチェックするワークをしました。高校生や大学生が約半数を占めるなど、若い世代の方々が積極的に参加されていて素晴らしいワークになりました。(何人かに参加のきっかけを聞いたところ、みんな「親にボランティアを勧められた」でした。)
確実に参加者の防災意識が高まるワークになったと思います。
プラスアルファを求めるなら、「ボランティア プログラム」として、災害ボランティアをする立場になった時のことを考えるワークまであったら良いなと思いました。
・ボランティア保険に加入し、食料や寝床は被災地の資源を頼らずに自分で確保すること
・ボランティアの自分が疲れ果てたらそれも二次災害となるため、努めて楽なペースで行うこと
・作業だけでなく、被災者の話を聞くこと、寄り添うだけでも立派なボランティアになること
など。心構えを伝えるだけでも意義があると思います。
今回の企画はたいへん充実していましたし、新しい企画をするのも大変だとは思いますが、次のステップとして提言をしていけたらと思います。