増田ひろのり

活動レポート: 議会の報告

「区民福祉」に全力! 〜今期後半の所属委員会や役職が決まりました

2025.6.4

渋谷区議会では慣例により、任期(4年)の前後半(2年ずつ)で議長職をはじめ区議会の構成が一新されます。先日5月22日に「渋谷区議会 第2回臨時会」が開催され議会人事が確定しました。また6月3日に「附属機関」の人事も確定しました。

議長には一柳直宏議員、副議長には当会派の先輩・小田浩美議員。監査委員には久永薫議員が就任されました。
区議会全体の構成は、区議会サイトでご確認ください。
議長・副議長・監査委員  委員会構成  会派構成  議席配置

私の所属・役職の変更は次のとおりとなりました。
常任委員会は、希望していた「区民福祉委員会」に、特別委員会は「官民連携特別委員会」に、所属が決まりました。
また、会派では前半の「副幹事長」を続投するほか新たに「政調会長」の任を負うことになりました。正直な話、任期前半はまず渋谷区の地域事情を知り、また私自身を知っていただくために、地域活動に重きを置いてまいりました。後半も一住民として地域での様々な役割を果たしながら、これまで以上に政策情報収集・調査への時間を割き、会派の政策立案や対外調整の中心として責任を全うしたいと考えます。

任期後半の所属や役職

少しだけ「福祉」への思いを書かせてください。

私は教育学部出身ですが、学生時代に知的障がい児の療育施設のボランティアを経験。2003年に書いた卒論は「インクルーシブ教育」(障がいの有無や発達の違いを超えて全ての子が同じ環境で学ぶ仕組み)制度について論じました。
同じ頃に福祉政策を専門とする山井和則衆議院議員(長妻昭議員の同期)の事務所でインターンをし「政治の力を最も必要とする人は、政治から最も遠いところにいる人だ」との教えを受けました。

卒業後はIT企業に就職をしましたが、志望理由は「ITの力で、人の身体や意思疎通のハンディキャップを解消し、誰もが活躍できる社会を実現する」という可能性に惹かれてのもの。会社では直接福祉の現場に関わる機会はありませんでしたが、コロナ禍頃から少しずつNPOの支援に参加するようになり、子どもや女性の支援、精神保健などに関わってきました。

議員になって、最初の2年は総務委員会で「デジタル」「防災」などの得意分野に取り組んできましたが、この職に就いたからには福祉の課題、特に「地域共生社会」づくりに正面から向き合いたいと考えていました。

所属改変後、早速、先週「渋谷区肢体不自由児者父母の会」「渋谷区手をつなぐ親の会(知的障害児者のご家族)」の総会、懇親会に出席させていただきました。
親亡きあとの住環境の課題や、全ての子が同じ環境で学べる学校づくりへのニーズを伺い、この渋谷で一刻も早く実現させたいと改めて意を強くしました。

今年は、10年ごとに更新される「渋谷区長期基本計画」の次期計画(2027〜)が検討される年でもあります。区の基本計画に方針を盛り込むことが、今後の具体的な施策推進につながります。区が本気で実現する目標としてしっかり盛り込んでいけるよう、関係者の皆様と議論して取りまとめていきたいと思います。
また福祉の拡充には財源の議論も避けて通れません。区としての投資や分配のあり方も会派で議論しながら、一層シビアに財政と向き合い、不必要不適切な支出の削減に取り組みます。

各団体の皆様には様々なヒアリングや見学をお願いさせていただくことになると思いますが、ぜひご指導と、忌憚のないご意見をお伝えいただければと存じます。

渋谷区政は「世界に誇れるまちづくり」「ちがいを ちからに 変える街」を掲げています。であれば、渋谷を日本一、世界一、福祉が充実し皆で支え合える街にしたい。共生のまち・渋谷をともに創っていきましょう。